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2023.12.22 更新
【冬期のトイガンの不調について】
肌寒い日が続いておりますが、気温が低下するにともない、ガスガンの作動不調とガス漏れ、電動ガンの不調(主にバッテリーの性能低下)のご相談が増えております。 特に、荷物が到着してすぐの使用時におかしいと感じられた場合が大半となっています。 主な理由は気温・素材温度の低下によるもので、作動に適した条件が確保されていれば、問題はほぼ解消されます。 ガスガンは、ガスタンク(マガジン)周辺が摂氏20度以上を目安に、特にパッキンが冷えた状態にならない様にして下さい。 また、空気が乾燥している事が原因でシリンダーやガスルート周辺のゴム製パーツの柔軟性、潤滑性が低下して、ガス漏れを起こす場合もあります。 そういった場合、ガスタンク内にシリコン、テフロンオイルを少量吹き込んでおくのも効果的です。 (ガス漏れがするので、冷えた状態でバルブを増し締めしたらパッキンが破損した!という事もあります) 弾詰まりや飛距離の低下もパッキン類の硬化、オイルの枯れが原因で発生します。 弾の飛び具合やスライドの動きに勢いが無いのでガスをどんどん注入したら、ますます調子が悪く、ガス漏れがひどくなった!という報告がありますが、調子の悪い時にガスを注入し続けるのは逆効果です。 むしろ、注入量は最小限になる様にして下さい。 電動ガン(バッテリー)も同様で、最低でも摂氏20度前後で無いと、正常に充電・放電されません。 ニッケル水素バッテリーを使ったモデルを積雪した屋外で使用したら、フルオート数十発で動かなくなったといった事もあります。 リチウムポリマーバッテリーも、寒さの影響をまったく受けない訳ではありません。 また、樹脂製パーツも、極端に冷えた状態で力をかけると、亀裂が入る場合があります。 ガスブローバックガンのスライド、ピストン、シリンダーの破損の原因ともなります。 寒い中でも快調に動いて欲しいものですが、残念ながらトイガンはその様には作られていませんので、ご注意下さい。 ------------------------------------------------------- ガスタンクが本体やマガジン外装に内蔵されており温もっていない、シリンダー(ガスブローバックガンの場合)やガスルートや周辺部品が冷えて収縮・結露・凍結している、金属部品間のオイル・グリス類の潤滑性が低下して摩擦抵抗が増しているといった悪条件が重なって、まったく正常に動かない事もあります。 -------------------------------------------------------