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2020.04.20 更新
マルシン カートリッジ式CZ75シリーズの動作等について
※2018年6月出荷分での情報ですが、2020年4月出荷分でも同様です。 出荷前の検品で以下の様な気付きがございましたので、ご参考下さい。 お問い合わせの内容も反映させています。 ・スライドストップレバーを引き抜いて元に戻した際に、レバーの上側に引っ掛けるべきスプリングをレバーの下に入れてしまい、そのままスライドを引いてスライドがロックしてしまう事例が報告されています。 組み立ての際は充分にご注意下さい。 元に戻すには、部品のわずかな隙間からスプリングを引き出してやる必要があります。 ・発射時にBB弾がカートリッジから抜けない場合、BB弾を保持するパッキンにオイルを塗布して下さい。また、直径の小さなBB弾(5.94mm表記など)を使用してみてください。 ・フレーム右面のスライドストップ軸の前あたりに、丸いモールドが浮き上がっていますが、これは旧製品時のネジ穴を埋めた跡で、すべての製品に残っています。(ヘビーウェイトモデルはサンドブラスト処理で目立たなくなっています) ・ガスの注入量は多めにして下さい。また、ガスボンベ側の残量が少ないと充分に注入出来ません。 ・スライドを引く際に、かなり強い引っ掛かりを感じる場合があります。 スライド下面とスライド内パーツの接する部分にグリスを塗付するなどして下さい。 ・ABS樹脂製メッキモデルはスライドストップがかかりにくい、ハンマーが確実に起きない傾向があります。 ならし動作で解消されると思います。 ・ヘビーウェイト樹脂モデルは、マガジン内圧が高くないと確実に動作しません。 スライドが一見快調に動作するもののハンマーがスライドの前進と一緒に倒れてしまう場合は内圧不足です。 説明書にある通り気温25~30度程度が適温ですが、マガジンを触って冷たく感じる状態では不調になります。マガジンを出来るだけ温めて下さい。 マガジン表面が温もっていても、内壁やバルブシャフト・スプリングが冷えていて、ガスの気化を妨げている状態が多くみられます。何度繰り返してもガスを吹くといった場合は、ガスタンク内部が適温になる事をイメージして温めてみて下さい。 ・ハンマーがスライドの前進と一緒に倒れてしまう症状は、ハンマーの起き角が最大になる状態とシアがハンマーにかかる状態がほぼ同時となっている事が原因で、部品同士のなじみで解消されると思います。 トリガーを右後方に向かって引く様にすると正常に動く場合、ディスコネクト(後退したスライドによりトリガーバーが押し下げられる)動作が上手くいっていません。 トリガー・トリガーバー・シアの接点がなじむか、オイル・グリス類の再塗布で解消される場合があります。 ・主にメッキモデルで、表面に細いスジや凹凸が浮いている場合がありますが、金型の古さに起因するもので破損ではありません。 ・バレルブッシングが外れた場合は、ネジロック剤等を少量塗布して取り付け直して下さい。