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2015.01.29 更新
KSC マカロフPMの取り扱い注意点をいくつか
【重要】 ☆セフティをかけた状態でトリガーを無理に引かないで下さい。 セフティレバーは、下向きの状態で作動、水平状態でロックです。 ワルサーPPKやベレッタM92Fなどとは逆なので、注意して下さい。 スライドが完全に閉鎖していない状態では、セフティレバーを操作する事が出来ません。 また、セフティレバーを上げた状態ではスライド・トリガー・ハンマーがロックされます。 トリガーに若干遊びがあるため、ダブルアクション操作が出来そうに感じられますが、無理に引かない様にご注意下さい。 ☆スライドを外した状態でトリガーを引いてハンマーダウンさせないで下さい。 再組み立てが出来なくなる可能性があります。(手の込んだ分解組み立てが必要になります) トリガーバーからシア周辺、バルブノッカーの破損にもつながります。 ☆マガジンを適度に温め、銃本体も室温に慣らして使用して下さい。 体温程度になれば、正常に動作します。 素材がヘビーウェイト樹脂で、印象よりも大きく重いスライドを、P230より少し大きい程度のマガジンで動かすため、マガジン内圧が適度でないと動きが非常に悪いです。 内圧が低いとスライドが途中で引っ掛かって止まったり、後退量が足らずにスライドストップがかからない、閉鎖不良を起こすといった状態になります。 適度であればフルストロークして、閉鎖不良も起こしません。 また、フレーム素材が適温であれば、マガジンの着脱もメーカーの想定(ややキツめ)通りに行えます。 【操作のコツ】 スライドストップは真下方向ではなく、やや前方に押す感じ、トリガー方向に回転させる感じで操作して下さい。 レバーの動きが妙に重い場合、スプリングが外れているか、必要の無い部分がマガジンと接触している場合があります。 ☆レバー類は、実銃の時点で右手で銃を持った状態で左手で操作する様にデザインされているとの事です。 セフティレバー、マガジンキャッチ、スライドストップの形状が角ばっていて、操作に力が必要な場合があるため、ケガに注意して下さい。 マガジンとフレームの接触抵抗が強い個体が大半で、マガジンの着脱には強い力が必要な場合があります。 マガジンの背面もしくはフレーム内側の接触部分にテフロン、シリコンオイルを吹き付けると解消もしくは緩和されます。 マガジンは、確実に下方向に力をかけて抜いて下さい。 斜め後ろ方向に力をかけると、マガジンキャッチに押し付ける事になり、抜きにくくなります。 ☆これも、実銃でマガジンの不意の脱落が起きないように設計されている為です。 ☆グリップ後面のスクリューを締め込むと解消される場合もありますが、樹脂性のフレームを歪める事になるため、ご注意下さい。 マガジン上部のパッキンとシリンダーの接触抵抗が強い場合も、同様にオイルを吹き付けて下さい。 マガジン上部のパッキンの後部がシリンダーに削られる事がありますが、動作にはあまり影響しません。